<   2009年 12月 ( 6 )   > この月の画像一覧

クリスマス&ファミリーデイ

今日は久々の青空
午後2時ぐらいから教会の鐘が鳴りはじめ
玄関をでて、「カーン カーン」という音を聞きながら写真を一枚
バヌアツでは毎年365回鳴らすという
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〈右下に見える屋根がいつも通っているナカマル(カバ飲み場)です)

===============
24日クリスマスイブ
25日クリスマス【祝日】
26日ファミーリーデイ【祝日】
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24日はカウンターパートナーのボスの家で夜を過ごすことに
「特製トマトスープ」「刺身」「日本酒」とプレゼントを用意
みなの食わず嫌いー生魚ーを堪能してもらおうという企画だ 

それから夜7時にみんなで教会へ
クリスマスの教会はぜひ行って見てみたかった
バヌアツの人の「精神」に少しでも近づく貴重な体験になるかなと,,,,,
バヌアツにきてその場に「浸ること」は自分にとって大切なことだ
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〈バヌアツで大きなカテドラルの一つ メリークリスマス***〉

それからやっぱり家の前にあるナカマル(カバ飲み場)へ
この日はみなカバはほどほどにして、アルコール
自分のナカマルはやっぱり一番おちつきます
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〈左上/軍隊の入隊前訓練を無事卒業して帰ってきた元店長ジョン 右上/現店長マリオ 左下/裏店長ロゼット〉

それからボスの家に戻り、クリスマスパーティの開始
そして SAKEー酒ー の披露。親に送ってもらって準備した「日本酒」
みんな前々から「ぜひ一度飲んでみたいと」言っていました***
そして SASHIMIー刺身ー。 生魚を食べないバヌアツの人たち
生魚や生卵を好き好み食べる日本人はみんな『信じられない』そうです***

結果、いかに

「日本茶」よりはかなりイイ反応/////
気がつくと手酌するものがあらわれたり、800gあった切り身がまさかの完食*****
おもしろい異文化交流ができた
その後はみな午前様
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25日は張り切っていたましたが、微熱を感じ無念の自宅待機


26日、「ファミリーデイ」はもう一つの家族
カウンターパートナーのショーンのお宅へ
ボスの家、歩いて30秒 ショーンの家、歩いて5秒 幸運な環境です

ここには「小さなユウキ」がいて、なんとも言えません
皆が本当にユウキ ユウキと呼んでいるのがオカシくてタノシくてワラエます
きもちよく日本酒とビールを飲みました
バヌアツでの全ての一期一会に乾杯
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〈けれども赤ん坊の抱き方はまったくわかりません おそまつ,,,,,〉
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by JMB-You | 2009-12-27 16:39

ヒジ式蛇口 と ゴミ処置場 と クリスマスパーティ

年末にはいり、職場では休暇をとる人が多くなってきた
しばらく静かなオフィスになっていきそうだ
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バンダナスの木〈初めて見たときは薪が立てかけてあるのかと 立ち止まって見てしまう木〉

【セントラルホスピタル と JICA のプロジェクト】
バヌアツで一番大きな病院 Vila Central Hospital
ここで働く看護士がJICAの公募する「感染管理」の研修を日本で受けた
その看護士は「帰国後フォローアップ制度」(ファンド)を使い、セントラルホスピタルに
*シンク
*肘で開閉する蛇口
*足で開閉するゴミ箱      を設置したいと
(「ヒジで開け閉めする蛇口」がなんで感染管理になるかというと,,,,
 「手で開け閉めする蛇口」だとせっかく手を綺麗に洗っても、
  閉める時に細菌が付着する蛇口を触ることになる
  ヒトからヒト ヒトからモノ モノからヒト
  細菌は目に見えないありとあらゆるところに「ある」のだ
  病院で働くヒトにとって感染を防ぐ「手洗い」はゴールデンメソッド)
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ということで、ハンドハイジエンのポスター、パンフレットを制作することに
レイアス看護士、バヌアツにいる3人の看護士JICAボランティア、JICAコーディネーターさんとで打ち合わせを重ねている
『三人寄れば文殊の知恵』、打ち合わせをする度に色々なアイデアがでてくる
まとめていくのが大変だけど面白い

看護士の話をきいたり、病院へ取材へ行ってみると色々みえてくる
以下、セントラルホスピタルにてー
 ・ヒジ式蛇口は一部の病棟にしかない(日本ではヒジ式か自動式だという)
 ・蛇口がない所もあり、桶に水をためて手洗いをしている
 ・ヒジ式蛇口があっても、使い方を知らない看護士がいる(習っていない)
 ・爪を短く切っている看護士がほとんど(すばらしい)
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〈このタイプの蛇口もヒジ式だったとは初めて知った おそまつ,,,〉

手術室の話などを聞いても、感染管理の意識が全体的に「低い」ことは否めない
今回のプロジェクトはその意識を《高飛び》で変えるチャンスになるだろう
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〈ペーパータオルが使えない時は布タオルを洗濯して使用 フタはします〉

【バヌアツ 廃棄物事情】
11月に見に行ったゴミ処理場
なんと日本の技術協力援助でできたものだった
今回は、JICAバヌアツの調整員の方に社会科見学として連れていってもらった

バヌアツにゴミの焼却施設はない
処理の仕方は2つ
「1.ゴミ処理場に運ばれてきて土の中に埋める」か「2.庭先で燃やす」
(庭先で燃やしている姿はよくみる プラスティックが燃える匂いはヒドい)
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バヌアツにあるゴミ処理場に仕組みはこうだ
  穴を掘った所にゴミをほうりこむ
  そこには穴があいたパイプが縦横に設置
  ゴミが積み重なっても、下の方のゴミにも空気が流れる仕組み
   →ゴミの「自然分解」を促進させるのがねらい(ゴミは燃やさない)
  最終的に土でゴミを埋める

ちなみにゴミの分別は、車などの重機やタイヤ以外は全て一緒
燃やせるゴミ、燃やせないゴミは関係ない
車などの重機は海外で処分できる機会を待っているそう
また、このようなゴミ処理場があるのはここエファテ島だけだ

※ゴミの埋め立てで土が赤くなってしまったという話はあやまり そうゆう土なだけ
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〈土から顔をだすパイプに手をかざすと暖かな熱が。自然分解  別のパイプからは汚染された水がコンクリートのプールに。環境保護  土曜でも働く職員さん〉

日本もバヌアツも環境問題について考える余裕はまだまだあるだろうね。今日ホテルルワンダ コメンタリー編をみただけに、そんな感想

【保健省&WHO クリスマスパーティ〜】
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by jmb-you | 2009-12-23 21:33

連投①教員養成校特別授業

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教員養成校[Vanuatu Institute of Teacher Education]での特別授業

1.人数を集めることができず非常に残念
2.それでも、こうゆう場を設けることの重要性を感じる「結果」になった

当日、学生たちはこんな状況(事前に解らなかった)
◇National Examinationの採点づけ(プライマリースクール/セカンダリースクールで行われた進級(卒業)テストの採点)→これが大きかった

◇週末に行われる卒業式前最後の食事会の準備(金曜日、学生全員が教員養成校を退寮していく 卒業式前の最後のパーティ)
◇既に退寮している学生がいた

ということなので人数を集められなかったのは「仕方ない」と言おう

馴染みあるプライマリースクールクラス[英語/仏語]計60人中、40人ほど来ると見込んでいたが、来たのは3人〜9人
人数をみれば寂しい結果
だけど、人数以外の部分をみれば実りあるものになったと思う
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予定していた特別授業内容は
教員養成校で活動するTAKEGUCHI隊員による、「体の不思議トリビア」
自分の、「耐マラリア薬Coartem」「歯みがき実験」「手洗い実験」「衛生チェックアンケート」
だが、途中で学生たちの集合があり歯みがき実験の考察、手洗い実験、アンケートはまったくできなかった
「配布物」を用意していったのは予想通り大好評!
プレゼンの内容、彼らが教壇に立った時授業を補助できる教材として「ハマダラ蚊」「健康な歯とそうでない歯」「手洗いの仕方」などのプリントアウトを配布した
参加を望んだけれど来れなかった学生たちにも配布物は用意したのでプレゼン内容はだいたい理解できるだろう
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〈歯垢がこびりついてますよ〉
そして そして,,,,,,,,,,,
一人の学生から、「今日できなかった部分を教えてほしい」「夜でもいい」「明日オフィスに訪問してもいいか」の声が
こっちも不完全燃焼、学生も求めている
ということで、翌日も続きをやりに行くことにした*****

ー2日目ー
翌日は、糖尿病課の同僚Hillaryが「手洗い教えるよ」というのでサポートしてくれることになった(前回の母乳講座同様こうゆう広がりを大切にしたい)
そして、初めて会うセカンダリースクールクラスの学生たちがきてくれた

「手洗い実験」をやろうと思ったのは、セネガルの看護師NAKAGAWA隊員に触発されてのこと
『これは使える』と真似することにしたのだ
デンプン糊に手をひたし→乾かし→水道で手洗い→ヨウ素水溶液に手をひたす
手をよく洗えていない所(デンプン)が、化学反応で青紫に染色される という実験
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結果はNAKAGAWA隊員同様、肌の色がDark-Brownのみんなには青紫が 見 え づ ら い という結果だった
それでも、指と指の間や、手相が変色していてなんとか観察することができた
最後にはたくさんの質問がでてきて、彼らの貪欲な姿勢を垣間みた
同僚のHirallyが内容を膨らましてくれたのも、より実のある授業に繋がった
彼らが卒業してもサポートできるよう、オフィスの電話番号を残し幕を閉じた

悶々とオフィスで頭を悩ましている時間はもったいないと痛感
結果をだして、次に繋げていくことが大事だなと思う
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〈みんなで記念撮影 卒業おめでとう〉

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〈前回のクリスマスパーティにて〉
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by jmb-you | 2009-12-13 17:01

連投②噛みカバ と 火山〜Tanna島〜

11日間の旅から帰ってきた

「自然」の力を体感し、過酷な「環境」を目の当たりにし、その土地に根づく「伝統」に触れ、「人間」の強さや優しさを感じる一人旅となった
そこは、携帯は使えず、車は一台もない島
ーバヌアツー
この国のこと、日本のみんなにホントに知ってもらいたい

**********
自分が住む島以外の島を訪問してみたく、おもいきって休暇を申請
本拠地の首都ポートビラにいるだけでは、人の話を聞くだけでは、バヌアツの姿は一部しか見れない
他の島をみたい、という欲求が高まってきていた
カウンターパートナー達も快く賛同してくれて、キモチよく出発することができた*

目指すは南!
TAFEA州、Tanna島〜Aneityum島〜Futuna島
目的は「タンナの火山」と「医療設備視察」
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【タンナ 3泊4日】
最初の行き先はタンナ。タンナは3泊ともバンガローを予約(一泊3000VT=¥3000)
タンナにいくメインは「火山」と「噛みカバ?」
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〈ガソリンスタンド〉

空港から1時間半ほどトラックを走らせヤスールへ
火山が見えてきました
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夜まで時間があるので散歩にでることに
優しいママさんに出会い、近くにある学校と『ディスペンサリー(看護士が一人いる診療所)』に連れていってもらう
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〈学校にて うちの課でつくった手洗いポスター発見〉
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〈ディスペンサリーを無理言って開けてもらいました〉

その後、村の男たちに連れられ、カバを飲もうという展開になった(こうゆう展開が一人旅ならでは)
タンナの男たちはよくマンタンナと呼ばれる
自分たちで自分たちをマンタンナと呼ぶのだが、他の島の人たちがマンタンナと呼ぶ時はニュアンスが違う
まるでマンタンナは野獣だというような様子でこきおろす…
タンナはカスタムがとても強いのと、彼らはマンタンナであることに誇り高い
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男たちと一緒にいて話を聞いていると、「マンタンナ」のプライドをおもいしる
彼らの笑い方は尋常じゃない
バヌアツの人はそれはそれはデカイ声で笑うのだけど、マンタンナたちの笑い方はそれを遥かに超えるボリュームと時間が長い
俺たちマンタンナは笑うのが好きなんだ、と話していた
話の中にも「俺たちマンタンナは…」と出てくること多く、自慢げに話す姿が誇らしげ
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〈特別な儀式のようだけど、これが彼らの日課〉

夜は一人で火山に登ることにした
カバですでに吐いており、テンションもさがっているが
山に近づいていく時、ときおり足下に温かい感触が
地熱 さがっていたテンションが高くなる
〈遠くの空が赤く燃えている〉
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そして火口へ
この日は雲がいったいを多い、不気味
どこまで近づいていいのか解らないその時の気持ちは恐怖
携帯電話に付属したライトだけでは足下しか照らせない

噴火と同時に舞い上がる岩石に驚怖し、おののき転倒
しばらく眺めていたが、寒さとこれ以上ここにいたらマズいという直感が働き下山
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ー2日目ー
朝の火山を見に行く
また来たいとは思えなかった
音を聞いているだけでこわすぎる
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そのあとは昨日カバを飲んだ旅の友達に連れられ馬で散歩
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〈バヌアツの至る所にあるナンバンガの木 ボクはこの木の虜になってます〉
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〈みんなブッシュナイフやパチンコを持って歩いている パチンコ、鳥やコウモリをしとめます〉

そして、カバ
噛んでつくられるカバ
この村では機械がない昔からのカスタムを守っています
カバを話すとき「衛生面」の話をしたくはないが、「ヘルスプロモーター」として敢えて言わなければならないなら
カバというカスタムが根づくバヌアツで、衛生面の向上を目指すのは非常に『難しい』

=噛みカバの作り方=
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〈カバの根の土をおとしていきます→かぶりつきます→固いのでしばらく噛みます→はきだします〉
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〈少年は喉を通らなければ酔わないといいます→また噛みます→二人組みで濾す準備→水をいれていきます〉
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〈よくもんでエキスをだしていきます→しぼります→できあがり→一度使ったのをさらに噛んでエキスをだしていきます〉

=小話=
カバを飲むと、やろうと思っていたことは全てできなくなる
食器洗いや洗濯をやりすごすのもカバのせいだ
光はまぶしく感じ、大きな声も聞きたくないし、大きな声もだせなくなる
ひたすらツバを吐き続けることになる
足はフラフラになり、寝る以外の選択肢がなくなる
味はもうヒドいッてもんじゃない
バヌアツの人も、飲むのにかなりの勇気をつかっているのがわかる
次の日にカバがのこることもしばしば,,,,,,,,,

ー3日目ー
レナケルに移動
レナケルホスピタルを見学しにいこう
レナケルホスピタルはTAFEA州5島を管轄としている
国民の祝日Unity Dayのためスタッフは誰もいませんでした(一人もいないとは日本では考えられない)
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〈お見舞いにきた二人の女の子に案内してもらいました〉

こうして色濃いタンナを体感した
「自然の力」、人が繋いできた「伝統」を存分に味わった***
火山の噴火でおののきコケタ時傷ついた左の踵が痛む
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〈いつかネコを飼いたい〉
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by jmb-you | 2009-12-13 16:02

連投③ミステリーアイランド〜Aneityum島〜

次に目指すはバヌアツで人々が住む最南端アナイチョム島へ!

アナイチョム島には「ミステリーアイランド」がある
仲のよかった職場の元同僚がアナイチョム島出身
お世話になってるJICAバヌアツスタッフの郷がアナイチョム島
皆が口を揃えてアナイチョム島の海は素晴らしい という
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【アナイチョム 4泊5日】
(アナイチョムでは、色んな人とのご縁があって4泊のホームステイとなった)
あいにくの雲天
飛行機は本島からすこし離れた小島に到着した
ここが言わずと知れた「ミステリーアイランド」
第二次世界大戦では連合国軍が飛行場として使用した
1972年エリザベス女王が「ミステリーアイランド」と呼んだことが、今でもそう呼ばれる由来だと言う

空港に着くなり、まっていたのが採血検査***
ここアナイチョム島はバヌアツでマラリア撲滅に成功(2002年)した唯一の島なのだ
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住民を含み、外部から来た全ての人のマラリアチェックをしている
なぜなら,,,,,
アナイチョム島以外で感染したマラリア感染者が本土にはいる場合もある
もしマラリアチェックをしていないと、マラリア感染者が何処でマラリアを患ったかが不明になってしまうからだ
アナイチョム島で感染したのか?という疑惑を生み出さないために、島に到着した時点で検査しているのだ
採血後、ボートで本島に上陸
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そして、早速ディスペンサリーを訪問
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〈ベンバオ看護士にカウンターパートナーが書いてくれたレターを渡す〉
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ここでバヌアツの医療施設を簡単に説明すると

エイドポスト(村人の中でトレーニングを受けた者が管理)

ディスペンサリー(看護士の資格をもつ者が1人常駐)

ヘルスセンター(看護士が3人ほど常駐)

ホスピタル(セントラルホスピタル、州ホスピタル5棟)
という図式になる
==========
ここアナイチョム島は「1つのディスペンサリー」と「2つのエイドポスト」で成り立つ

ここアナイチョム島は携帯電話は使えなく、使える固定電話は数台とのこと
到着したことをカウンターパートに知らせようと電話を借りようとおもったが、電話も壊れているという
コミュニケーション手段がとれない
そんな島にきたのだ
ちなみに車は「一台も」ない
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〈マラリア専用の別棟があった 日本のDr.カネコ寄贈という アナイチョムでマラリア撲滅の指揮をとったDr.カネコを知らない者はいないそうだ〉

このディスペンサリーにはラジオがあるため、ラジオで他島と連絡をとることができる
開業時間は月〜金の午前中
ベンバオ看護士は「助産」もやります バヌアツの看護士は助産の技術も必須なんです

ここで一つの疑問
例えば大きな病気やケガに見舞われた場合、タンナ島のホスピタルか首都のセントラルホスピタルに行くことになる
当然、ここには医者はいません
じゃあ、その病院までのお金はどうするのか?????

このバヌアツの状況を考えると、国が払うのかとおもっていたが
ー違かったー
家族が払わなければならない(ホスピタル間の移動は病院からでることも)
片道5000VT=5000円をこえる飛行機代。高額なのは間違いないだろう
バヌアツが抱える一つの問題だ

話をとんとんと進めてくれ(ありがたい)、ボートでウメッジ村(バヌアツ最南端の村)のエイドポストを目指す
約40分程で到着
波が高い時はボートを出せないこともあるという
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〈開業時間は月/水/金の午前中)

エイドポストを管理するケネディに何が一番困るか聞いてみると
ーコミュニケーションー
という解答だった
ウメッジ村にはラジオも電話もないため、ディスペンサリーのあるアナルコハット村と連絡が取れない
緊急事態に連絡が取れない、何かあっても看護士に尋ねることができない

※エイドポストを管理する「エイドポストワーカー」は、〈症状をきいて薬を渡すこと〉〈ファーストエイド〉をすることができるが、看護士レベルの知識や経験はない

村人に健康について啓発活動をおこないたいが、その資料がなさ過ぎるという声はグサリときた
ヘルスプロモーション課が注目しなくてはならないこと、自分の活動で関わることができること、そんなことを思いながら話をきいていた
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〈夕方になると男性陣はサッカー、女性陣はバレーボール〉
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〈学校 手づくりのボート 川 カバを飲みに男が集まる(ここアナイチョムも噛みカバだ)〉

ー2日目ー
快晴
アナイチョム島の海がまぶしい***
今日はポートパトリック村へ
アナルコハット村からボートを使い島を半周します(徒歩だと半日じゃきかないとか)
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〈しかけを用意するネルソン 手づくりのボートで漁に出る人〉

およそ1時間半後、到着
エイドポストワーカーのデイシーさんが待っていてくれました
綺麗に整頓された室内だった
とても気持ちがよい

ここにはラジオがあるので、看護士がいるディスペンサリーにコンタクトをとることができます
エイドポストを開けるのは月/水/金だという(毎日ではないんだな)
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〈ここにも作ったポスターがありました ラジオはソーラーで電気を確保〉

子どもの予防接種はどうなってるのか尋ねてみると、ディスペンサリーのベンバオ看護士が出張まわりをしに来るという
1.彼女は注射のトレーニングをまだ受けてない
2.高価な冷蔵庫など設置することができないというのがその理由だ
※そもそもエイドポスト自体、国のお金で建てられたものでなく、コミュニティの資金で建てられたものだ
啓発活動をすすんで行っているようだ
頼もしいエイドポストワーカーさんだ*****

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〈クリスマスの準備をしていた ココナッツの葉を編んでます〉

ー3日目 4日目ー
タンナ島の火山で傷つけた左足の傷が化膿している
アナイチョム島にきて蚊に刺されかきむしった右足の踵は、さらに化膿してまわりが赤く腫れ上がりズキズキ痛い
正直座ったり立っているのがしんどい状態(歩いてる方が良い)
たくさんたかっていたハエがばい菌を運んできたのだろう
ボイラじゃなくてホントによかった…
ということで、ナースのお宅訪問にはついていくことができなかった

二日間はディスペンサリー前や広場、海岸でのんびり過ごした

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〈新しい家を家族総出でつくるホストファミリー パンをやく手づくりオーブン〉
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〈驚くべきサッカー ※コーナキックのシーン;坂の上がコーナーになってるのがわかりますか? さらに、右の大きな木の裏っかわもまだコート内*****〉
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〈旅中によく目にしたローカルタバコと呼ばれるもの 普通のタバコに比べると物凄く強いという〉

人口1000人程のアナイチョム
大きな小学校ほどの人数だ
なぜか「穏和」な人との出会いが多かった
島の気質なのか、偶然なのか

たぶん偶然ではない気がする
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〈大好きなナンバンガの木と仲良くなった女の子〉
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by jmb-you | 2009-12-13 14:00

連投④ ロッキーアイランド〜Futuna島〜

最後に目指すは最東端フツナ島!
ここには「ディスペンサリー」が1つ、「エイドポスト」が2つある

フツナ島、ほとんど情報も手にすることなく足を踏み入れた
宿泊施設がないことから、カウンターパートが手紙をつくってくれた
アナイチョム島で出会った人に「ロッキーアイランドに行くのね」と言われたことが頭の片隅にあったくらいだ
〜ロッキーアイランド〜
その後、その素顔を思い知ることになる

【Futuna島 3泊4日】
到着するとすぐに大雨
雨宿りする空港でしばしまわりの人たちの様子を観察
「手紙」を渡す看護士のいるディスペンサリーを目指して、まずはこの集団についていこう(携帯電話は繋がらず、固定電話も限られた場所にしかなく事前に連絡ができなかった)

なんて思っていると、何をしているんだ?と話かけられ事情を説明
手紙を渡しにきたのね、という青年の言葉に違和感を感じ、看護士はどこ?と尋ねると

飛行機の中/////
自分が乗ってきた飛行機で、看護士は出発すると
完全に入れ違った

どうしようか、と思っていると見覚えのある顔
どこかで会ったこの人
ボクタチ会ったことあるよね、と無理矢理声をかけ記憶の糸をたどる
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〈4月下旬 ワークショップでたまたま撮ったビル〉

そう、職場に赴任した直後4月下旬、エイドポストワーカーのワークショップでNguna島に訪れたとき。その時、少し会話をしたのだ
向こうも、みんなの名前を日本語で書いてくれたヤツだと覚えていてくれた
記憶力が幸をよんだ


ということで彼の住むハロルドベイ村のエイドポストへ出発
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歩き出してすぐにわかった、ロッキーアイランドと名付けられる由来が///
足下は「岩」「石」「木の根」
常に「登り」か「下り」をしていて、真っ直ぐな道などまったくない

さらに歩を進めていくと、人が横に二人並んで歩けない細さになっていき、島を左回りしているボクの右はほとんどが「断崖絶壁」
雨で足下がゆるみ、「集中」しないとすぐに転倒、景色を楽しむ余裕などなく、息も切れてくる

よくこんな道を歩けるな
なんでこんな島に人が住み着いたんだろう
日本人のシニア層はもちろん、体力のない人は来れないな
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〈おじいさんがバスケットを背負って笑顔で歩いてます〉
なんてことを考えてると、足を滑らせる。歩行に集中しなければなりません
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〈足を滑らせたビルを激写〉

約1時間半、無事にエイドポストに到着
ロッキーアイランドと言われるこの島、過酷な道だ
この日は少しだけエイドポストの話を聞いて休むことに
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〈自分がつくったポスターがここにも貼られていました エイドポストに水道がないのが痛い〉

この日はエイドポストでビルと寝ることに
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〈教会でのユースの集まりに行くことに ボクも踊りましたがこれは日大節ではありません*****〉

ー2日目ー
翌朝は日曜
ビルの朝の仕事に同行
彼処の手術をした子どもたちに薬(ペニシリン)を配りにいきます
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〈手術をした少年達は女性に見られてはいけないというカスタム* 一つの家に隔離されていました みんなでトランプゲーム〉

その後は教会へ一緒に行くことに
今日は午前/午後とサービスがあり終ったのは夕方4時近く 信心深い

ケガをしたヤンチャなユースがエイドポストやってきます
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〈バヌアツの医療設備向上のために使用するからと撮影許可済み 1.ブッシュナイフでココナッツを切る際あやまって指をカット。切り傷が深く指が2倍に腫れ上がっていた 2.石に躓きツメがはがれる〉

そして、2つ目のエイドポストを目指しマタンギ村へ
ビルとはお別れで、ブラウニーが連れていってくれます
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〈手すりにつかまっていないと雪崩れ落ちます//// ココナッツクラブ発見*****〉

マタンギ村への道のりは昨日以上にハードな道のり
日も暮れかかってきて、すぐに暗黒のロッキーマウンテンへ
自分が歩けそうな岩を探しながらまさに一歩一歩前へという感じ…
約3時間、ビーチサンダルで怪我せず歩けた
この日はホントよく寝れた

ー3日目ー
マタンギ村のエイドポストへ
ブラウニーはまだエイドポストワーカーとしてのトレーニングを受けていないので、できることが限られている
エイドポスト内の改装を考えているようだが、金銭面で苦難しているようだ
※フツナでは一度の診療、子ども20VT=約20円 大人40VT=約40円
 (アナイチョムでは100VTだった 首都セントラルホスピタルは200VT)
 この代金はエイドポスト内の運営費として使われる。政府に払い戻す必要はない 
診療代金をめぐる論議は各地域でおこなわれているようだ
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そしてなんといっても気になる彼らの「交通手段」
深刻な病気や重症なケガを患ったとき、かれらはどうしてるのか????????

こんな話だった,,,,,
この村にはラジオも電話もないから、「連絡手段」がない ボートがないから徒歩が唯一手段
車は島に一つもない
①1時間ほど歩いて看護士のいるディスペンサリーまでいき、看護士を連れてくる
②ボートが出せるようだったら、ボートを出す けれども荒波に囲まれたフツナ島ではボートをだせないことが多い。海岸沿いでの事故が多い
③担架をつくり、徒歩で患者を運搬する

つい先日も、担架をつくり、徒歩で重病者を運んだそうだ
それでも2004年に周回道路が整備されたというから、それ以前に比べればぜんぜんイイという
以前は、両手で岩にシガミツキながら、木のツルを掴みながら進んでいったという(驚きをこしてつい笑いが出てしまった)
フツナ島、みんなの目にはどう映るんだろう
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〈お世話になったブラウニー家族のみんな 木で作られた家に住んでいます 空手好きのセニー 数時間で素敵な手づくりバスケットを作ってくれました あったかいです〉

まったく連絡もなく、突然現れた異邦人を泊まらせてくれ、なんともいえません
さびしくもマタンギ村を後にし、ディスペンサリー、空港があるミッションベイ村にもどる。これで島一周したことになる。
途中ロッククライミングのように両手で岩を登ったり
フツナ島に住む人の強靭な体力、逞しさを体で思い知った
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〈岸壁のはしごを歩いていきます〉
〜豆知識〜
フツナ島にはたくさんの石碑があった
宣教師や国外から流れ着いた人たちを「食」した記念碑 歴史です

この日はディスペンサリーで寝ることに
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〈電気はソーラーを使用 ラジオ完備 出産600VT 彼処の手術500VT〉

フツナ島、このような島が存在することに希少価値を感じる
モンブランのような島でお年寄りも子どもも歩く歩く
今後もロッキーアイランドのことは語り継いでいこう*****
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〈ロッキーアイランド 仲のよい兄妹 首都は大嫌いというお母さんラトゥ 空港〉

面白かったのは、ポートビラに帰ってきてみんなフツナ島に興味津々なことだ
ほとんどの人が訪れたことがない、バヌアツでも一目置かれるフツナ島
ビデオでみてコワいからいきたくない、という声があったり
バヌアツ人が知らないことをオマエが話せるのは面白い、と言われたり

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バヌアツの人にホスピタリティに支えられる旅になった
人に優しくできること、反省させられることがたくさんあるなと感じる
そして、みんな声を揃えて「日本人」が好きだと言ってくれます
日本人は「バヌアツ」を知らないけれども、バヌアツの人々は「日本」をとてもよく知っています
そんなことも、日本のみんなに知ってもらえたらと思う
ぜひまわりの人にバヌアツのことを話してほしい
いい旅だった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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ー小話ー
アナイチョム島、フツナ島、彼ら同士の会話は「島独自の言語」で会話していた
まったく理解できず
バヌアツには「100」を超える言語がある
まさにミステリーです
アナイチョム島とフツナには警察はいません
コミュニティとチーフの存在で秩序を保っているのです
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by jmb-you | 2009-12-13 12:00


バヌアツ保健省ヘルスプロモーション課での活動記録


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